1.心エコー検査 

エコー検査とは、超音波を使って体の断面をみる検査です。心エコーは動画で見ることができるので、心臓の動いている様子がわかり、様々な心臓の病気の診断ができるだけでなく、重症度の判定にも役立ちます。当クリニックには専門資格を持った検査技師がいるため、いつでも診療を停めることなく検査を行うことができます(緊急性のない場合は予約を取って頂いております)。

 

2.頸動脈エコー検査 

エコーを用いて頸動脈の断面をみる検査です。高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、メタボリック症候群などで動脈硬化が発症し、進行していきます。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞の原因となりますが症状がなく進んで行きます。頸動脈エコーを行えば、早い段階で動脈硬化が見つけられ、治療の効果判定も行えます。

 

3.下肢血管(動脈)エコー検査 

動脈硬化により脳の動脈が詰まれば脳梗塞、心臓の筋肉を養う動脈(冠動脈)が詰まれば心筋梗塞が起こります。冠動脈は詰まらなくても狭いところができると狭心症が起こります。下肢を養う動脈にも動脈硬化が起こり、詰まってしまうと足壊疽、狭いところができると足が冷えたり、歩き続けると筋肉が痛くなる間欠性跛行が起こってきます。その診断には手足の血圧を同時に測るABI(前項で説明)とともにエコーが用いられます。

 

4.下肢血管(静脈)エコー検査 

ケガをして出血しても止まります。これは血液の中に血小板と凝固因子という血を固める成分があるからです。しかし出血しなければ、血液は固まらずに血管の中を流れています。血管の内側は内膜で覆われており、内膜が血小板や凝固因子の働きを抑えているため、血液が固まらないのです。

田無循環器クリニック(t-j-c-suesada.com)